だいどうみゃくのせっかいか

うさぎの血管の壁にカルシウムがたまることで血管が硬くなり、正常に働かなくなる状態を指します。進行すると心臓や他の臓器に負担がかかり、深刻な問題を引き起こすことがあります。

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原因

食事の偏り

・カルシウムが多すぎる食事(アルファルファ牧草など)やペレットを与えると、血液中のカルシウムが増えすぎてしまいます。
・ビタミンDを必要以上に摂取すると体がカルシウムを吸収しすぎてしまうこともあります。

腎臓の病気

腎臓が正常に働かなくなると体からカルシウムを排出できなくなり、血管にたまることがあります。

年齢や遺伝

年をとるにつれて起こりやすくなります。また、遺伝的な要素が関係する場合もあります。

石灰化が起きたときのサイン

・うさぎがいつもより疲れやすい。
・動きが鈍くなり元気がない。
・食欲が減り体重が減少。
・呼吸が苦しそうになることも。

診断

・レントゲンやCTスキャンで血管の状態を調べる。
・血液検査でカルシウム濃度や腎臓の働きを確認する。

治療と対策

食事の見直し

・カルシウムが少ない「チモシー牧草」を中心に、バランスの良い食事に。
・カルシウムやビタミンDのサプリメントを与えすぎないように注意。

薬による治療

獣医師が必要に応じて、石灰化の進行を抑える薬を処方することがあります。

生活環境の改善

適度な運動や日光浴を取り入れると血流が良くなり、健康を保つ助けになります。

定期的な健康診断

症状が悪化する前に気づくことが重要なので、定期的に獣医師に診てもらうことをおすすめします。

予防のポイント

・毎日の食事が偏らないように注意しカルシウム過剰を避ける。
・適度な運動と日光浴を心がける。
・うさぎの体調の小さな変化にも気づけるよう日々の観察を大切にする。

ふうた

ふうた

この病気は早く気づくことで対策が取りやすくなります。うさぎさんの健康を守るために、普段からのケアを大切にしましょう。困ったときはエキゾチックアニマルに詳しい獣医師に相談してみてください。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。