どうみゃくこうか

うさぎの動脈硬化は珍しい病気ですが、生活習慣や年齢によって起こる可能性があります。動脈硬化とは血管に脂肪やコレステロールがたまって硬くなり、血流が悪くなる状態です。この病気が進行すると心臓や他の臓器に必要な血液が届きにくくなり、健康に深刻な影響を与えます。

心臓の病気イメージ02

原因

食事(脂肪分が多すぎる食事や、牧草が不足している場合)
・肥満(体重が増えすぎると血管に負担がかかります)
・運動不足(動かない時間が多いと血流が悪くなります)
・加齢(年を取ると血管が弱くなりやすいです)

症状

・動きたがらなくなる
・呼吸が荒くなる
・体が冷たく感じる
・突然倒れることがある(重い場合)

※症状がはっきり出ないことも多いので注意が必要です。

診断

・身体検査(心拍や呼吸の異常を確認します)
・血液検査(コレステロールや脂質レベルを測定します)
・画像診断(X線や超音波で血管の状態や心臓の状態を確認します)
・CTやMRI(詳細な血管の硬化や閉塞の状態を調べます)

治療

うさぎの動脈硬化は治療が難しい場合がありますが、以下の対処法が取られることがあります

食事の改善

低脂肪で高繊維の牧草(チモシーなど)を主体とした食事に切り替えます

運動の促進

うさぎが適度に運動できる環境を整えることで血液循環を改善します

薬物療法

人間の治療薬のような効果を持つ薬剤が一部試されることもありますが、動物用の薬剤は獣医師の指示の下で慎重に使用する必要があります

ストレス管理

ストレスを減らすことで血管にかかる負担を軽減します

予防

動脈硬化を防ぐためには、日頃のケアが大切が重要です

・牧草中心の食事を徹底する
・ペレットやおやつは少量にする
・運動できるスペースを用意する
・定期的に体重や健康状態をチェックする
・ストレスがたまらないような環境を作る

ふうた

ふうた

うさぎの動脈硬化は、人間と同じく普段の生活習慣で予防できることが多い病気です。特に食事と運動、そして定期的な健康診断が大切です。愛兎ちゃんが健康で元気に過ごせるよう、日頃から気を配ることを心がけましょう。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。