むしば(うし)

歯に細菌が繁殖して表面が侵食され、黒ずんだり、歯が欠けたりする病気です。特に奥歯(臼歯)で起こりやすいです。めずらしい病気ですが、放っておくと大変な問題を引き起こします。うさぎの歯は一生伸び続けるため、虫歯よりも歯の伸びすぎや噛み合わせの異常(不正咬合)が主な悩みになりますが、虫歯が起きることもあります。

歯の病気イメージ01

原因

・甘いおやつやペレットを食べ過ぎる。
・歯垢や歯石がたまる。
・水分不足やストレスで唾液が減る。
・遺伝的に歯が弱い。

症状

・ごはんを食べたがらない。
・食べるときに痛そうな動きをする。
・よだれが増える。
・顔が腫れる。
・体重が減る。
・うんちの量が減ったり形が変わる。

治療

まずは、獣医が歯を直接見たりレントゲンを撮って詳しく調べます。

病気の歯を治療

虫歯の部分を削ったり、必要に応じて修復を行います。麻酔を使う場合もあります。

薬で治療

感染を防ぐために抗生物質を飲ませることがあります。

食事を見直す

牧草を中心にした食事を与え、自然に歯を削れるようにします。

定期的な検診でチェックしてもらう

歯の健康を守るため、定期的に病院で診てもらいましょう。

顔をつかんで口の中をのぞくのは嫌がる子が多いです。飼い主さんが日常的にケアするのは難しいので、1ヶ月から2ヶ月に1度、定期検診で歯の状態を獣医さんに診察してもらいましょう。

予防

・毎日のごはんは「牧草」をたっぷり。
・ペレットや甘いおやつは控えめに。
・硬い枝や歯磨きおもちゃで歯を削る習慣を。
・定期的に動物病院で歯をチェック。

放置するとどうなる?

虫歯を放置すると、うさぎさんは痛みでごはんを食べられなくなり、体調が悪化します。さらに、顎の骨に炎症が広がることもあるので、出来るだけ早めの治療が大切です。

ふうた

ふうた

「歯」はうさぎさんが幸せな暮らしを送るにあたって1番大事といっても過言ではありません。日常的に様子を観察し、歯に異変があればすぐに獣医へ相談することが大切です。安全な環境と適切な食事で、歯折を予防して健康的な生活をサポートしましょう。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。