こっせつ

骨が完全または部分的に折れた状態を指します。うさぎは体重に対して骨が細く脆いため、少しの衝撃や不適切な取り扱いでも骨折しやすい傾向があります。

外傷イメージ01

原因

高い場所から落ちたとき

テーブルやソファからジャンプして骨を折ることがあります。

抱っこの仕方が不適切

うさぎを持ち上げる時に足を支えずに暴れて落ちてしまうことも。

ケージや家具に挟まる事故

体が挟まって無理に抜けようとすると骨が折れることがあります。

栄養不足

骨を丈夫にするカルシウムやビタミンDが不足していると骨が弱くなりやすいです。

症状

足を地面につけなくなる。
腫れたり、足が変な形になる。
動きが鈍くなる、または動きたがらない。
痛みで食欲が落ちることも。

応急処置

動かさないこと

うさぎを安静にさせ、痛みがひどくならないように静かな場所に置きましょう。

無理に触らない

骨折した部分を固定しようとせず、そのままにします。

すぐに病院へ

骨折は専門の治療が必要です。毛布やタオルで体を支えながら動物病院に連れて行きます。

治療

・獣医師がレントゲンを撮り、骨折の具合を確認します。
・軽い骨折ならギプスや包帯で固定します。
・重い場合は手術が必要になることもあります。

治療後は安静が大事。ケージ内で過ごさせ、ジャンプや走り回ることを避けましょう。また、骨を回復させるために栄養豊富な牧草や葉野菜を与えましょう。

予防

安全に抱っこする

お尻と胸をしっかり支え、うさぎを暴れさせないように抱っこします。

ケージを整える

滑らない素材を使い、高さのある棚や段差をなくす。

高い場所に上らせない

ソファやテーブルに登らせない工夫を。

栄養バランスを整える

骨を強くする食事を与え、健康を維持します。

ふうた

ふうた

骨折はうさぎにとって大きなケガですが、適切に対応すれば回復します。まずはケガを防ぐ環境を整え、万が一骨折した場合はすぐに動物病院に相談してください。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。