こうくまひ

後躯麻痺(後ろ足の麻痺)は、運動機能や感覚が後脚に影響を及ぼす状態のことを言います。

神経の病気イメージ

原因

怪我

・高いところから落ちたり、衝撃を受けたりすると背骨や神経が傷つくことがあります

病気

・「エンセファリトゾーン症」という寄生虫による感染症は、神経を傷つけて麻痺を引き起こします

骨や神経の異常

・老化や骨の病気、椎間板ヘルニアなどで神経が圧迫されることがあります

栄養不足

・カルシウム不足などで骨や筋肉が弱くなり、問題が起きる場合もあります

症状

・後ろ足が動かせなくなる
・足を引きずったり立ち上がれなくなる
・排尿や排便が難しくなる
・足が細くなる(筋肉の衰え)
・触っても反応が薄くなる(感覚が鈍い)

診断

うさぎの生活環境や行動の確認

・高いところから落ちなかったか、最近変わったことはないかを確認します

体のチェック

・後ろ足や背骨に異常がないか調べます

X線やMRI

・背骨や神経がどうなっているか詳しく調べます

血液検査や尿検査

・感染症や栄養状態を調べます

治療

薬で治療

・炎症を抑える薬や、感染症用の薬を使うことがあります

リハビリやマッサージ

・筋肉や神経を刺激して、少しでも動けるようにします

手術

・背骨や神経に大きな問題がある場合、手術をすることもあります

環境を整える

・柔らかい床を用意し、快適に過ごせるようにすることが大切です
 排尿や排便のサポートも必要な場合があります。

予防

安全な環境

・ケージは高さが低く、滑りにくい床材を使いましょう

定期的な健康診断

早めに病気を見つけることが大切です

栄養バランスを整える

・しっかりと栄養を取れるよう、バランスの取れた食事を与える

ふうた

ふうた

もし、うさぎの後ろ足の動きに異変を感じたら、すぐに獣医さんに相談してください。早い対応がうさぎの健康を守るカギになります

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。