パスツレラ感染症
ぱすつれらかんせんしょう パスツレラ感染症 ……
ねんえきせいちょうしっかん
粘液性腸疾患
特に若いうさぎに多く見られる消化器の病気です。腸の中に粘液が多く分泌され、下痢や便秘、腸閉塞といった症状が出ることがあります。放置すると命に関わるため早めの対処が重要です。
この病気は、はっきりとした原因がわかっていませんが、いくつかの要因が関係していると考えられています
腸内の善玉菌が減ると、悪玉菌が増えて消化がうまくいかなくなることがあります。
飼育環境の変化や大きな音などでストレスがかかるとうさぎの体調が悪化しやすくなります。
環境の変化や大きな音、飼い主とのコミュニケーション不足などでストレスを感じると腸の動きが悪くなることがあります。
細菌やウイルスが関与している場合もあります。
うさぎの腸閉塞の症状は、急速に悪化することがあります。
・下痢や便秘
・粘液が混ざったうんち
・おなかがふくれている
・食欲がない
・元気がなく動かない
重症化すると以下の症状がでることも・・
・腸内ガスが大量に発生
・腸閉塞による便秘
・食欲が完全に失われることもあります
腹部の張りや異常な感触を確認。
下痢便中の粘液や異常な細菌の有無を確認。
腸内のガスや閉塞を確認するために行われる場合があります。
牧草(特にチモシーなど繊維が豊富なもの)を主食にし、整腸剤やプロバイオティクスで腸の調子を整えます。
脱水症状を防ぐため、強制給餌や皮下注射による補液が必要な場合があります。
腸の動きを改善する薬(プロキネティクス)。
感染が疑われる場合は抗生物質が投与されることがありますが、獣医の判断で注意が必要です。
静かで快適な環境を整える。
ペットの鳴き声や音、温度変化などのストレス要因を減らす。
牧草(チモシー)を主とした繊維質の豊富な食事を提供。
高カロリー・低繊維のペレットの量を制限する。
ケージやトイレの清掃を徹底して行う。
定期的な健康診断を受けるよう心がけ。異常を見逃さないよう、日々の観察を怠らないように努力する。
この病気は早期発見・治療が重要です。うさぎは体調を崩すと急激に悪化することが多いため、症状に気づいたらすぐに獣医に相談してください。