ぱすつれらかんせんしょう

うさぎによく見られる病気のひとつで、パスツレラ・ムルトシダという細菌が原因で起こります。この病気は、うさぎの体のいろいろな部分に影響を与え、放置すると深刻な症状を引き起こすことがあるので注意が必要です。

呼吸器の病気イメージ02

原因

細菌感染

パスツレラ属細菌(Pasteurella multocida)が最も一般的な原因菌です。

うさぎ同士の接触

他のうさぎと鼻をこすり合わせたり、毛づくろいをすることで感染することがあります。

空気感染

感染したうさぎがくしゃみをしたときに飛び散る細菌を吸い込んでしまうことがあります。

汚れた環境

汚染された飲み水や餌、ケージなどからも感染することがあります。

症状

パスツレラ感染症は、感染した場所によって症状が変わります。

鼻水やくしゃみ

鼻水が出て、鼻の周りが汚れることもあります。

耳の問題

耳が感染すると、首が傾いてしまったり(斜頸)ふらつくことがあります。

目のトラブル

涙がたくさん出たり、目が赤くなることがあります。

皮膚にしこり

膿がたまった腫れ(膿瘍)ができることもあります。

元気がなくなる

食欲がなくなり、ぐったりすることがあります。

治療

抗生物質の投与

獣医さんが処方する薬を飲むことで、細菌を退治します。

症状を和らげる治療

鼻をきれいにしたり、目薬を使ったりします。

膿の治療

膿ができた場合、獣医さんが取り除いてくれます。

栄養と水分補給

体力を回復するために、しっかり食べ物や水を与えることが大事です。

予防

清潔な環境を維持

ケージや水入れをこまめに掃除して、清潔な環境を維持しましょう。

新しいうさぎを迎えるときは注意

お迎えするうさぎが病気を持っている場合があるので、しばらくは接触を避けると安心です。

ストレスを減らす

静かな場所で過ごさせたり、適度に遊ばせてリラックスさせましょう。

定期的に健康診断

獣医さんに定期的に見てもらうと早めに異常を見つけられます。

ふうた

ふうた

パスツレラ感染症は早めに対処することがとても重要です。鼻水や食欲の減少など、普段と違う様子が見られたら、すぐに獣医さんに相談しましょう。適切な治療を受ければ、回復できる可能性が高い病気です。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。