シラミ
しらみ シラミ シラミは外部寄生虫の一種で、……
ぱすつれらかんせんしょう
パスツレラ感染症
うさぎによく見られる病気のひとつで、パスツレラ・ムルトシダという細菌が原因で起こります。この病気は、うさぎの体のいろいろな部分に影響を与え、放置すると深刻な症状を引き起こすことがあるので注意が必要です。
パスツレラ属細菌(Pasteurella multocida)が最も一般的な原因菌です。
他のうさぎと鼻をこすり合わせたり、毛づくろいをすることで感染することがあります。
感染したうさぎがくしゃみをしたときに飛び散る細菌を吸い込んでしまうことがあります。
汚染された飲み水や餌、ケージなどからも感染することがあります。
パスツレラ感染症は、感染した場所によって症状が変わります。
鼻水が出て、鼻の周りが汚れることもあります。
耳が感染すると、首が傾いてしまったり(斜頸)ふらつくことがあります。
涙がたくさん出たり、目が赤くなることがあります。
膿がたまった腫れ(膿瘍)ができることもあります。
食欲がなくなり、ぐったりすることがあります。
獣医さんが処方する薬を飲むことで、細菌を退治します。
鼻をきれいにしたり、目薬を使ったりします。
膿ができた場合、獣医さんが取り除いてくれます。
体力を回復するために、しっかり食べ物や水を与えることが大事です。
ケージや水入れをこまめに掃除して、清潔な環境を維持しましょう。
お迎えするうさぎが病気を持っている場合があるので、しばらくは接触を避けると安心です。
静かな場所で過ごさせたり、適度に遊ばせてリラックスさせましょう。
獣医さんに定期的に見てもらうと早めに異常を見つけられます。
パスツレラ感染症は早めに対処することがとても重要です。鼻水や食欲の減少など、普段と違う様子が見られたら、すぐに獣医さんに相談しましょう。適切な治療を受ければ、回復できる可能性が高い病気です。