だっきゅう

脱臼は、骨が本来あるべき関節からズレてしまう状態のことです。うさぎの場合、特に足や顎(あご)などで起こりやすく、強い痛みを伴います。この状態は、うさぎの日常生活に大きな影響を与えます。

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原因

ケガや事故

高い場所から落ちたり、不適切に抱っこされた時に足や関節に負担がかかると脱臼することがあります。

骨の弱さ

栄養が不足していると、骨や関節が弱くなり、軽い衝撃でも脱臼しやすくなります。

遺伝的な問題

生まれつき関節が弱い子もうさぎの中にはいます。

老化

年を取ると筋肉が弱まり、関節も不安定になりがちです。

症状

歩き方がおかしい

足を引きずったり、ピョンピョン跳ねる動作が変になったりします。

触ると嫌がる

痛みのせいで、触ると暴れる場合があります。

見た目に違和感がある

脱臼した部分が腫れたり、変な形に見えることも。

食欲低下

痛みやストレスで、普段よりもごはんを食べなくなります。

治療

骨を元に戻す(整復)

獣医師がズレた骨を正しい位置に戻します。

関節を固定

包帯やスプリントで、関節が動かないようにします。

手術

ひどい脱臼や、再発しやすい場合には手術で治すことがあります。

投薬

痛みや炎症を抑えるために、消炎剤や鎮痛剤を使います。

リハビリ

体力を戻すために、適度な運動や理学療法を行うことも。

予防

安全な環境

滑りやすい床を避けたり、ケージの中に柔らかい敷物を敷きましょう。高い場所に登らせないのもポイントです。

栄養バランスを整える

カルシウムやビタミンが足りていると、骨や関節が強くなります。牧草を中心に、適量のペレットや野菜を与えましょう。

日々の観察

うさぎの歩き方や行動、食欲をしっかり見て、異常を早めにキャッチしましょう。

ストレスを減らす

急に抱っこしたり、大きな音を出したりせず、リラックスできる環境を整えてあげてください。

ふうた

ふうた

うさぎの脱臼は、早く見つけて適切に治療すれば回復できることが多いです。「あれ、いつもと違うな?」と思ったら、すぐに獣医さんに相談するのが大切です。脱臼を防ぐためにも、普段から安全な環境と健康的な食事を心がけましょう。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。