先天性心臓奇形
せんてんせいしんぞうきけい 先天性心臓奇形 ……
ちょうじゅうせき
腸重積
腸の一部が、隣の腸の中に入り込んでしまう病気です。命に関わるとても危険な状態で、迅速な治療が必要です。
腸重積は腸の動きが異常になることで発生します。
ストレスや突然の食生活の変化、異物摂取などで腸の動きが活発になりすぎることがあります。
腸炎や寄生虫感染(コクシジウムなど)の消化管疾患が引き金になることがあります。
繊維不足(特に牧草の摂取不足)が腸の健康を損なう可能性があります。
外部からの衝撃や免疫力の低下も要因となることがあります。
腸重積は急速に悪化する病気なので、次の症状が見られたら要注意です。
・ご飯を食べなくなる、水も飲まない
・うんちが出なくなる、または量が極端に少なくなる
・お腹が張ったり、硬く感じる
・痛がって背中を丸めたり、動かなくなる
・ぐったりして元気がない(かなり危険な状態です)
腹部の異常な硬さや腫れを確認。
レントゲンや超音波検査で腸の状態を確認。
寄生虫や感染症の有無を調べます。
腸の詰まりを取り除き、正常な位置に戻す手術が行われることがあります。
初期の場合は薬で腸の動きを調整する場合もありますが、重症化している場合には手術が必須です。
点滴や酸素投与で全身状態を安定させる措置が取られることがあります。
期に治療を行えば回復する可能性がありますが、放置すると腸壊死や全身感染(敗血症)を引き起こし、致命的になることがあります。
・十分な繊維(牧草)の供給。
・ストレスを軽減し、安定した環境を提供する。
・定期的な健康チェックと寄生虫の駆除。
・適切な食事管理(ペレットやおやつの与えすぎを避ける)。
腸重積は非常に危険な病気です。早めに獣医に相談し日々の健康管理を徹底することが重要です。