しらみ

シラミ

シラミは外部寄生虫の一種で、主に毛に寄生して皮膚を刺激します。シラミは直接接触や、シラミに感染した寝床、ブラシなど道具を通じて感染します。

シラミの種類

吸血性のシラミ

血液を吸うタイプで、皮膚や毛根に損傷を与えます。

咬むシラミ

皮膚のフケや老廃物を食べますが、皮膚に直接影響を与えることもあります。

原因

直接接触

感染したうさぎとの接触で広がります。

環境からの感染

不衛生なケージや寝具、ブラシなどを通じて感染することがあります。

症状

強いかゆみ（うさぎが頻繁に自分を掻く行動を見せます）
毛の脱毛（掻きすぎやシラミの活動によるもの）
皮膚の炎症やかさぶた（特に耳や背中、首周りに多く見られます）
元気がない（重度の場合、体力低下や貧血が起きることがあります）

診断

目視検査

毛を分けて確認すると、シラミや卵（白い粒状のもの）が見えることがあります。

獣医の診断

顕微鏡での検査により正確な診断が行われます。

治療

駆虫薬の使用

獣医師の指示のもと、適切な外用薬やスプレーを使用します。
例：イベルメクチンやセラメクチンを含む製剤。

環境の清掃

ケージや寝具を徹底的に洗浄・消毒します。
洗えるものは熱湯で処理し、布類は熱乾燥機にかけます。

うさぎの免疫力の回復

適切な栄養補給とストレスを減らす環境作りが重要です。

予防

定期的な健康チェック

シラミの早期発見が重要です。

清潔な環境の維持

ケージや寝具を定期的に洗浄し、不衛生な状態を避けます。

他のうさぎとの接触管理

新しくうさぎさんをお迎えする時など、他のうさぎとの接触時には感染のリスクを考慮します。