しっせいひふえん

うさぎの湿性皮膚炎は、皮膚が湿った状態になり炎症が起きる病気です。この状態を放置すると感染が広がり、うさぎの健康に大きな影響を与える可能性があります。以下でわかりやすく説明します。

湿性皮膚炎

原因

湿気の多い環境

ケージやトイレが湿っていると、皮膚が濡れた状態になりやすく炎症が起こります。

尿や便の影響

お尻や足の周りに尿や便が付着したままだと、皮膚がかぶれたりただれたりします。

舐めすぎや涙

うさぎが同じ場所を舐めすぎると唾液で皮膚が湿り、炎症を引き起こします。また、涙が多く出る場合、目の周りに湿気が溜まりやすくなります。

細菌や寄生虫

皮膚に細菌やカビが感染することで炎症が広がることがあります。ノミやダニも原因の一つです。

体の不調

肥満や関節が痛むうさぎは自分で体を清潔に保つのが難しく、湿性皮膚炎になりやすいです。

症状

皮膚が赤くなり腫れる。
毛が抜けたり、湿った部分がただれる。
痛みやかゆみで患部を舐めたり掻いたりする。
悪臭(感染が進んでいるとき)

対処法

動物病院での診察

症状が軽くても必ず獣医師に診てもらいましょう。原因を特定して適切な治療を受けることが大切です。

治療内容

患部を清潔に保つ。
細菌や真菌の感染がある場合、抗生物質や抗真菌薬を使用します。
ケージやトイレを清掃し、清潔で乾燥した環境を整える。

予防

ケージやトイレをこまめに掃除して湿気を防ぐ。
うさぎの体調管理を行い、肥満にならないようにする。
定期的に体をチェックして異常がないか確認する。

ふうた

ふうた

湿性皮膚炎はうさぎにとってとてもつらい病気です。少しでも異変を感じたら早めに対処し、清潔で快適な環境を作ることを心がけましょう。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。