せいそうえん

精巣炎はオスのうさぎに起こる病気の一つで、精巣が細菌感染やケガによって炎症を起こした状態のことをいいます。細菌が原因のケースが多く、放置すると症状が悪化し、うさぎの生活に大きな影響を与えることがあります。

生殖器の病気イメージ

原因

細菌感染

トイレの衛生状態が悪い場合や、傷から細菌が侵入することで炎症が起こります。

ケガや外傷

他のうさぎとのケンカや転倒などで精巣を傷つけると、そこから炎症が広がることがあります。

腫瘍の影響

精巣に腫瘍ができた場合、その周りが炎症を起こすこともあります。

症状

・精巣やその周りが腫れている
・赤みや熱を持ち、触ると痛がる
・食欲が落ちる、元気がなくなる
・後ろ足を引きずるような動きや、頻繁に患部を舐める
※これらの症状が見られたら、すぐに獣医さんに相談してください。

治療

投薬

抗生物質で細菌を退治したり、痛みを和らげる薬が使われます。

手術

症状が重い場合や腫瘍が原因の場合、精巣を摘出する手術が行われることがあります。

栄養管理と休養

炎症で弱った体を支えるために、栄養価の高い食事や安心できる環境が大切です。

予防

生活環境を清潔に

トイレやケージの中を清潔にし、感染のリスクを下げましょう。

去勢手術を検討

未去勢のオスは精巣炎になるリスクが高いので、健康な時期に去勢をすることも予防の一つです。

ケガを防ぐ

他のうさぎとのケンカを防いだり、危険な場所で遊ばせないよう注意してください。

ふうた

ふうた

早めの発見と治療がうさぎの健康を守ります。
普段からうさぎの様子を観察し、異変を感じたら早めに動物病院へいきましょう。日常的なケアと環境管理で、うさぎが健康で楽しく暮らせるように心がけてくださいね。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。