まひ

体の一部や全身が動かせなくなる症状で、いくつかの原因によって引き起こされます。うさぎにとって麻痺は深刻な問題なので、早めの対処が必要です。

神経の病気イメージ

原因

怪我

・高いところから落ちたり、何かにぶつかって背骨や神経が傷つくと麻痺が起こることがあります

病気

・エンセファリトゾーン症という寄生虫の感染や、細菌による中耳炎が神経に影響を与え、麻痺を引き起こすことがあります

栄養不足

・ビタミンEやセレンという栄養素が足りないと筋肉や神経に問題が出る場合があります

腫瘍(しゅよう)

・神経の近くに腫瘍ができると、神経を圧迫して麻痺の原因になることがあります

中毒

・毒性のある植物や薬物を摂取してしまうと、神経に悪影響を与えることがあります

症状

・動けない(後ろ足が引きずられる、あるいは完全に動かせないことがあります)
・バランスが悪い(歩き方がおかしい、倒れやすい)
・食欲がなくなる(元気がなく食事を食べなくなることも)
・体が傾いている(体の姿勢がおかしい場合があります)

原因

動物病院での診察

うさぎの体を触って異常を調べます

X線やMRI検査

背骨や脳に問題がないか確認します

血液検査

感染症や栄養不足が原因かどうか調べます

尿検査

寄生虫の感染が原因かどうかを確かめます

治療

感染症の場合

特別な薬(抗原虫薬や抗生物質)を使います

怪我の場合

まず安静が必要ですが、場合によっては手術が必要です

栄養不足の場合

サプリメントを与えて栄養を補います

リハビリ

マッサージや軽い運動で筋肉を回復させることがあります

痛みの管理

鎮痛剤を使って痛みを和らげます

予防

安全な環境

ケージの中に滑りやすい床や高い場所を作らないようにしましょう

健康管理

うさぎの健康状態を定期的にチェックすることが大切です

清潔を保つ

ケージやトイレを常に清潔にして、感染症を防ぎます

バランスの良い食事

適切な食事を与えることで栄養不足を防ぎます

ふうた

ふうた

もしうさぎに麻痺のような症状が見られた場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。早めに診断と治療を受けることで、回復の可能性を高めることができます。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。