内耳炎
ないじえん 内耳炎 耳の奥にある内耳に炎症が……
せいそうしゅよう
精巣腫瘍
雄のうさぎに見られる病気で、精巣やその周りに腫瘍ができることを指します。特に高齢のうさぎや、去勢をしていないうさぎで発生する可能性が高い病気です。
加齢(高齢のうさぎで発生率が上がります)
ホルモンの影響(性ホルモンの影響で腫瘍が促進される可能性があります)
遺伝的(一部のうさぎでは遺伝的素因が関与することがあります)
未去勢(去勢をしていない雄うさぎは、腫瘍のリスクが高まります)
精巣が腫れる(左右の大きさが違う、しこりがある)
行動が変わる(元気がなくなる、食欲が落ちる)
痛みや不快感(触ると嫌がる)
体重が減る(腫瘍が大きくなると体全体にも影響が出ます)
特に注意したいのは、精巣の腫れや異常なふくらみです。
見つけたら早めに獣医師に相談しましょう。
触診(精巣の状態を確認)
超音波検査(精巣内部の構造を詳細に確認)
X線・CT検査(腫瘍の広がりや転移の有無を確認)
生検(腫瘍の一部を採取して顕微鏡で分析)
血液検査(ホルモン値や腫瘍マーカーを調べる)
腫瘍がある精巣を取り除く手術を行います。早期発見ならこれで治ることが多いです。
腫瘍が広がっている場合、周辺の組織も一緒に摘出します。
転移がある場合や摘出が困難な場合に使用されることがあります。ただし、うさぎでの使用は制限されることが多く、獣医師と慎重に相談する必要があります。
症状を緩和するための薬物療法や食事管理が行われます。
腫瘍が早期に発見され、摘出が成功すれば良好な場合が多いです。ただし、転移がある場合は予後が悪くなることがあります)
早期の去勢(若い頃に去勢手術を行うことで精巣腫瘍のリスクを大幅に下げることができます)
定期検診(年に1回以上の健康診断で早期発見が可能)
ストレス管理(ストレスが免疫力を低下させるため、日常的なストレスを軽減することが重要です)
精巣腫瘍は、早期に発見すれば治療が可能な病気です。特に高齢や去勢をしていないうさぎは注意が必要です。飼い主さんの気づきが、うさぎの命を救う第一歩になります。異常を感じたら、すぐに獣医師に相談しましょう。