粘液性腸疾患
ねんえきせいちょうしっかん 粘液性腸疾患 特……
べんまくしょう
弁膜症
心臓の中にある弁が正しく働かなくなる病気です。この弁は血液が心臓の中をスムーズに流れるために必要なのですが、問題が起こると血液の流れが逆流したり、うまく血流が進まなかったりします。その結果、心臓に大きな負担がかかってしまいます。
・先天性異常(心臓の弁が正常にできていない場合)
・感染症(細菌やウイルスが弁を傷つけることがあります)
・老化(年齢を重ねると弁が硬くなったり変形することがあります)
・栄養不足(体に必要な栄養が足りないと心臓にも影響が出ます)
弁膜症は心臓にある以下の弁が異常を起こす病気です
・三尖弁(右心房と右心室の間)
・肺動脈弁(右心室と肺動脈の間)
・僧帽弁(左心房と左心室の間)
・大動脈弁(左心室と大動脈の間)
異常には以下の2種類があります
・弁狭窄(弁が硬くなり、開きにくくなる)
・弁逆流(弁が完全に閉じないため、血液が逆流する)
・走り回るのを嫌がる、疲れやすい
・呼吸が苦しそう
・動きが鈍くなったり元気がない
・足や体がむくむことがある
・心臓の音がいつもと違う(獣医師が確認)
・食欲が落ちて体重が減る
・心音の確認(聴診器で心臓に雑音が混じるかをチェック)
・心電図(不整脈や心機能を評価)
・レントゲン(心臓の大きさや形に異常がないか確認)
・血液検査(体内の栄養や電解質バランスをチェック)
・お薬の使用(心臓の負担を減らすための薬や血流を良くする薬が使われます)
・感染症治療(感染が原因の場合、抗生物質で治療します)
・食事の工夫(塩分を控えたり、心臓に良い成分が含まれた餌を与えるようにします)
・生活の見直し(ストレスを減らし適度な運動を心がけます)
※手術が必要になることもありますが、うさぎの場合は体が小さいため難しい場合が多いです。
弁膜症は進行性の疾患であり、完全に治癒することは難しい場合がありますが、早期発見と適切な治療により、症状の管理や生活の質を改善することが可能です。定期的な健康診断を受けることが重要です。
うさぎ特有の病気については専門のエキゾチック動物獣医師に相談することをおすすめします。また、うさぎさんは病気を隠す習性があるため些細な体調の変化にも注意を払いましょう。