せんかい・かいてん

旋回や回転行動は、健康状態に異常がある可能性を示すサインであり早急な対応が必要です。このような行動は、神経系や内耳、感染症、代謝異常などさまざまな原因により引き起こされます。

神経の病気イメージ

うさぎが回る主な理由と原因

寄生虫の感染(エンセファリトゾーン症)

この病気は、うさぎに寄生する微生物(エンセファリトゾーン)が原因です。頭を傾けたり、バランスを崩して回ったりする症状がよく見られます。治療には、寄生虫を退治する薬や炎症を抑える薬が使われます。

耳の病気(中耳炎・内耳炎)

耳の中に炎症が起きると、平衡感覚が乱れるため、うさぎが回転することがあります。細菌が原因であることが多く、抗生物質や耳のケアが必要です。

脳のトラブル(脳炎・腫瘍)

脳に炎症があったり、腫瘍ができたりすると、回転行動や意識の混乱が見られることがあります。症状によっては、完全に治療するのが難しい場合もありますが、痛みや炎症を抑える薬で症状を和らげることが可能です。

中毒や体の機能不全

毒性のある植物や化学物質を摂取したり、肝臓や腎臓の調子が悪いと、不自然な行動が出ることがあります。中毒の場合は、体から毒素を排出する治療が行われます。

ケガ

頭をぶつけたり、転倒したりすると、内耳や脳に影響を及ぼし、回るような動きが見られることがあります。この場合は安静にしつつ、必要に応じて治療を行います。

どうすればいい?

もしうさぎがぐるぐる回っていたら、まずは以下のポイントを確認してください

耳や頭の様子(傾いているか腫れている部分がないか)
・その他の症状(痙攣や元気がない場合は要注意)
・すぐに獣医さんに相談(時間が経つほど症状が悪化することがあります)

予防

・ケージや周囲を清潔に保つ
・バランスの良い食事で健康をサポート
・ストレスを減らし、静かな環境を作る
・定期的に健康診断を受ける

ふうた

ふうた

うさぎは小さな体で非常にデリケートです。異常が見られたときは早めに行動することが、うさぎの命を守るための最善策です。健康管理をしっかりして元気なうさぎとの生活を楽しんでください。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。