かいちょうし

開張肢はうさぎの足(特に後ろ足)が外側に広がってしまい、普通に動けなくなる状態です。特に子うさぎに多く見られる病気で早めのケアが必要です。

神経の病気イメージ

原因

生まれつきの問題

・骨や関節が正しく成長しなかった
・遺伝による体の弱さ

環境が原因の場合

・滑りやすい床(ケージや家の床がツルツルだと、足に負担がかかります)
・栄養不足(カルシウムやビタミンDが足りないと、骨が弱くなります)
・運動不足(運動が足りないと、筋肉や関節が弱くなります)

後から起きる問題

・骨折やケガ
・太りすぎて足に負担がかかる
・神経や筋肉の病気

症状

・足が広がって、うまく動けない
・立ったり座ったりする姿勢が変
・動きたがらず、じっとしていることが多い
・足を触ると痛がることも

治療

環境を見直す

・床を滑りにくくする(滑り止めマットや柔らかい素材を使う)
・足をしっかり使えるように、広いスペースを作る

栄養を整える

・バランスの良い食事(特にカルシウムを含むもの)を与える
・チモシーベースの牧草をメインにする

筋肉を鍛える

・獣医さんの指導のもと、優しく足をマッサージ
・リハビリとして軽い運動を取り入れる

重症の場合

・骨や関節の手術が必要になることもあります

予防

滑らない床を用意する

子うさぎのケージには滑り止めを使いましょう

栄養バランスを意識する

カルシウムやビタミンDが含まれた食事で骨を丈夫にします

運動できるスペースを確保する

うさぎが自由に動ける時間を作り、筋肉を鍛える環境を整えましょう

ふうた

ふうた

開張肢は早く気づいて治療を始めれば改善できる病気です。「動きが変だな」「足が広がっている」と感じたらすぐ獣医さんに相談してください。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。