まだに

うさぎにとってマダニ(ダニの一種)は危険な寄生虫で、様々な健康問題を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

外部寄生虫イメージ

マダニとは?

マダニは吸血性の寄生虫で、主に野外で活動します。草むらや森林地帯に生息しており、うさぎの皮膚に付着して血を吸います。
マダニはただ血を吸うだけでなく様々な病気を媒介することがあり、感染症を引き起こすことがあります。

感染のリスクと影響

マダニが媒介する可能性のある病気

アナプラズマ症(Anaplasmosis):細菌による感染症で貧血や発熱を引き起こします。
バベシア症(Babesiosis):赤血球を破壊する寄生虫が原因で深刻な貧血を起こす可能性があります。
ライム病(Lyme Disease):うさぎでは稀ですが、関節炎や免疫系の異常を引き起こす可能性があります。
皮膚炎:マダニが付着した部位で炎症を起こし感染することがあります。

症状

皮膚の異常(赤み、腫れ、かゆみ)
食欲不振(元気がなくなる)
体重減少(感染症の進行による)
貧血(歯茎が白っぽくなる、動きが鈍くなる)
発熱や虚弱(感染症による全身症状)

予防

屋外で遊んだ後は、耳の裏や足の付け根などをよく確認してください。マダニが小さいうちに見つけることが重要です。

マダニ忌避剤を使う

獣医師に相談して、うさぎに使える安全なマダニ予防スプレーや薬を使用しましょう。

清潔な環境を維持

うさぎのケージや周囲を清潔に保ち、草むらなどマダニが多い場所への出入りを避けます。

他のペットとの接触を制限

犬や猫など、他の動物を介してマダニが移ることもあります。

対処法

早急に除去する

ピンセットや専用のマダニ取りツールを使って、皮膚に垂直に引き抜きます。無理に引っ張るとマダニの頭が残ることがあるので注意してください。

患部を消毒

除去した後は、ペット用の消毒液で清潔にします。

獣医師に相談

感染症のリスクがあるため、マダニを除去した後も獣医師に診てもらうことが重要です。

ふうた

ふうた

早期発見と治療が鍵です。症状が軽度でも放置すると深刻な状態になることがあります。マダニを無理に引き抜くと、頭部が皮膚に残り炎症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。マダニ除去は慎重に行い、取り除いた後も獣医師に任せるのが最善です。野外活動が好きなうさぎには、事前に予防措置を講じることを強くお勧めします。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。