しこんのうよう

うさぎの歯根膿瘍は、歯の根元や顎に膿がたまる病気で、うさぎの健康にとって深刻な問題です。この病気は早めに見つけて適切に治療することがとても大切です。以下に、原因や症状、治療法について分かりやすく説明します。

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原因

歯のトラブル

うさぎの歯が正しくすり減らずに伸びすぎたり、歯並びが悪いと、歯の根元に負担がかかり、病気の原因になります。

ケガや外部からの影響

顎や口の中をケガして、そこから細菌が入り込むこともあります。

食事が関係していることも

繊維が少ない食事や、適切でない食べ物を与えると歯の健康を損ね、病気につながります。

細菌感染

口の中にいる細菌が歯の根元や骨に感染して、膿瘍ができることがあります。

症状

顔や顎が腫れる

顔や口元にしこりのような腫れが見られます。

食べるのが苦しそう

固いものを食べたがらなくなり、食欲が落ちます。

体重が減る

十分に食べられないことで痩せてしまいます。

よだれが増える

痛みのせいでよだれが垂れることがあります。

鼻水や涙が出る

感染が進むと、鼻や目に影響が出る場合もあります。

治療

膿瘍の取り除き

腫腫れた部分を切開して膿を取り出す手術を行います。
必要に応じて、感染した歯や骨を取り除くこともあります。

抗生物質の使用

細菌を退治するために抗生物質を使用します。うさぎに合う薬を選ぶため、検査が行われます。

定期的な膿の洗浄

膿瘍の部分を洗浄して、膿がたまらないようにします。

食事とケアの見直し

繊維たっぷりの牧草を中心にした食事を与え、栄養状態を整えます。

予防

健康的な食事

主食は繊維が豊富な牧草を中心とし、歯が適切にすり減るようにしましょう。

定期的な健康チェック

獣医さんに歯や体全体のチェックをしてもらうことが大切です。

ストレスの少ない環境

うさぎが安心して過ごせる快適な環境を用意しましょう。

清潔を保つ

食事をとるお皿や器を毎日洗浄し、ばい菌の繁殖を防ぎます。

ふうた

ふうた

歯根膿瘍は、一度発症すると治療が長引くことも多い病気ですが、早めに対処すれば回復の可能性が高まります。うさぎに顔の腫れや食欲の低下が見られたら、すぐに専門の獣医さんに相談してください。日々のケアと観察が健康を守るカギです。

この記事を書いた人 Wrote this article

ふうたの飼い主

ふうたの飼い主 男性

20年近くにわたりうさぎさんと共に生活をしました。 現在は、縁あって保護した元野良ねこ(つむぎ・よもぎ・ソラ・テト・ミルク)と生活中。2025年3月に保護したミルクは身ごもっており、2週間後に6匹の赤ちゃんを出産。現在、11匹の猫屋敷と化していますが、いつかまたうさぎさんと暮らせることを夢見つつ、今はうさぎの飼い主さんたちの力になれればと当サイトを立ち上げ活動中です。